本の紹介「若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来」
DATE:08-04-23 Category:Books
この本の出版はかなり前ですが、続編の「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」を読むにあたって、読んでみました。
結果、僕の最近よく思っていた「世の中は若者に辛すぎないか?」という思いの原因を気づかせてくれた一冊となりました。
皆さんは日本では高齢者の保護ばかり優先され、若者(新社会人クラス)が冷遇されていると感じないでしょうか?
誤解を恐れずに言えば、高齢者も弱者ですが、若者、特に給料の安い若年層の社会人もまた、弱者だと個人的には思っています。
利益を生み出す資産もなく、毎月の給料で生活していく訳です。給料も食べていくのにやっとの金額。
税金や保険は少ないとは言えない金額です。
確かに若いうちの待遇はけしてよくないものの、それは将来の出世という形で支払われ、長い目で見れば十分、元の取れるシステムだ。
10年後、20年後に自分がどうなっているか。日本企業に勤めるサラリーマンなら、会社の中を見渡せば、誰でもそこに自分に将来の姿を見出すことができる。
~中略~
おおよその給料まで推測可能だから、それに基づいた人生設計ができローンも組める。
上記の仕組みこそ、年功序列です。
この仕組み自体は合理的で、とてもすばらしいものだと思います。
しかし、すでにこの仕組みが崩壊していたらどうでしょうか?
年功序列は、企業の業績が右肩上がりで成長し続けるのが条件の制度です
企業内でいま何が起こっているのか。数少ない管理者ポストの空席待ちに(その一つ下の序列の)30代から40代の社員たちによる長蛇の列ができているのだ。
あなたはあなたより先に入社した人より出世することも、給料が上がることもありません。
さらに上がつかえているということは、現状のままの仕事内容を給料もほぼ横ばいで退職まで続けることになるかもしれないという事です。
「将来出世できるんだから、若いうちは我慢しろ」という話が信用できなくなってきた訳ですね。
上記のように、日本特有の「年功序列」という制度を軸に、若者に対する日本の不条理さのようなものを投げかけてくれるのがこの本です。
なにか日本に対する「閉塞感」のようなものを感じている人は、是非読んでみる事をお勧めします。
きっと何か行動を起こさなきゃまずい!っていう気分になると思います。
若者だけでなく、後は「逃げ切る」だけの世代の方にも、是非とも読んでみて頂きたいとも思いました。
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Comment 2
コータ |08-04-25
ぐはぁ。身にしみるわ。
今度読んでみよ。暇があれば・・。
i-daisuke MAIL |08-04-25
>コータ
悲しい日本の現実が分かるから、読んでみて(笑)
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